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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第8章 標的04「極寺隼人と山本武 来る!!」


するとカキーンッとツナもホームランを上げる。

「ッ!? 嘘だろ!?」

武とチームメイトは唖然とする。

その頃、リボーンは屋上の水タンクの上でツナたちを観ているが知らぬ振りをする。

「山本。奴の運動能力と人望はファミリーに必要だな」

あ、リボーンが武を気に入り出した。前途多難だなぁ…

ソフトボールの勝負は私たちの勝利。

武は言った。

「ビックリしたぜツナ、いつの間に上手くなってたんだ?」

武の問にオレは答えた。

「斗真の助言のおかげだよ」

「そうなのか?」

武の問に私は頷くと話す。

「まぁ…簡単な助言だよ。ツナはいつも怖いからって目を瞑ってたから

目を閉じないで死ぬ気で球を見たら打てるって」

「……それであの結果か」

武は納得した。

「流石だな…2人供やっぱり赤マルチェックしておいて正解だったのな」

「「え?」」

瞬きする私とツナ。

私は言った。

「武、何かあった?」

私の問に武は暗い表情をしながら話す。

「ここんとこ……いくら練習しても打率は落ちるわ。守備が乱れっぱなしだわ。

このままじゃ野球始めて以来初のスタメン落ちだ」

(スランプ…?)

オレは内心で首を傾げる。

「ツナ…斗真…オレどうすりゃいい?」

武の問にオレは驚愕した。

「え゙え゙!?」

(オレにきくのー!!?)

オレは内心で叫んだ。

ニカッと武は苦笑いしながら言った。

「なんつってな最近のツナや斗真が頼もしーからついな……」

(あんな山本のカオみたことないよ。相談にのりたいけど…リボーンのことは知られなくないしなー)

私は言う。
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