第8章 標的04「極寺隼人と山本武 来る!!」
「だからオレは部下とかいらないって! 今回のは偶々、斗真が予習範囲内に入れてくれるから
出来た事だし大体落ちこぼれ同士つるんでたら京子ちゃんがひくだろ?」
ふと隼人は言った。
「あっ そーだ。このガッコのテストってちょろいっスね」
照れながらプリントを見せる。
斗真と同じ満点を見てオレはショックを受ける。
「ツナも極寺や斗真を見習え」
リボーンの言葉に痛感するツナだった。
その後、返された各科目のプリントが満点な2人にオレだけではなくクラスメイト全員が唖然としていた。
翌日の体育の授業はソフトボールだった。
じゃんけんでチーム分けすると私とツナと武に他のメンバー。
「あっちのチームってフルにやれる奴ばっかりじゃん。ダメツナは除いてだけどな」
ピキッ、斗真が青筋を作るからオレはオロオロしながら必死に止めていて、それを武は楽しそうに見て居た。
隼人はって? ダイナマイトの回収しにイタリアへ一時帰国中だよ♪
カキーンッ、武はホームランを撃つ。
ザッ、「いや、わりーねー」
と手を合わせて謝る武にチームメイトは賑わっていた。
カキーンッ、私も続けてホームランをかっ飛ばす。
タッタッタッ…、「どやっ…悪いな〜」
どや顔で敵チームに言ってやる。
ツナの番が来ると言う。
「ツナ」
「っえ?」
オレは瞬きしながら斗真を見た。
私は頷くと言った。
「――…大丈夫…ツナなら出来るよ」
彼の助言を聞いたオレは頷くとホームへ向かう。
武は言った。
「斗真、ツナに何を言ったんだ?」
武の問に私は答える。
「…秘策だよ♪」