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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第8章 標的04「極寺隼人と山本武 来る!!」


「目に余るやわさだぜ」

ビクッ、とオレは振り返る。

そこには隼人が居た。

オレは瞠目すると言う。

「! き… 君は転入生の…!」

シュボッ、隼人は煙草擬きに火を点けてる。

「そ それじゃこれで」

とオレはその場を去ろうとしたが隼人は立ちはだかって言った。

「おまえみたいなカスを10代目にしちまったら

ボンゴレファミリーも終わりだな」

「え!? なんでファミリーのことを?」

オレは瞬きする。

隼人はツナに振り返りながら話す。

「オレはおまえを認めねぇ

10代目にふさわしいのはこのオレだ!!」

「な!?」

オレは言った。

「なんなんだよ。急に? そ…そんなこと言われたって…」

隼人は言う。

「球技大会から観察していたが貴様のような軟弱な奴を

これ以上見ていても時間のムダだ」

「バレー見てたの!?」

驚いてるけどツッコム所が違うよツナ(汗)

隼人は言った。

「目障りだ。ここで果てろ」

隼人はダイナマイトを取り出す。

オレは驚愕すると言った。

「んなぁ!? ば! 爆弾!?」

ヂヂヂッ…、「あばよ」

ポイポイ…、導火線に火を点けて隼人はそれをツナに向かって放つ。

「え!?」

ジジジッ…、「うわ! ひっ うぎゃああ」

ダイナマイトを見てオレは動揺して動けずにいた。

シュパンッ…、「ち」

隼人は舌打ちする。

私は携帯棒で導火線の火を消す。

どさっとオレは尻餅着いて涙目になりながら斗真を見た。

「あ 斗真」

呼ばれた私は呆れながら言った。

「何やってんのツナ。今のはさっさと逃げる所でしょ?」

オレは言う。
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