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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第8章 標的04「極寺隼人と山本武 来る!!」


朝からクラス内はどよめいていた。

何たって私に続いて2人目の転校生が来たんだからね

先生は話す。

「イタリアに留学していた転入生の極寺隼人君だ」

隼人はイタリア人と日本人のハーフで髪は肩まである綺麗なプラチナヘアーに翡翠の双眸に整った顔立ちをしている。

背は恐らく私より少し高い感じ

(イタリアってリボーンや空乃君と一緒か…)

オレが内心で呟いていると女子たちが賑わっていた。

私は知らぬ振りして現在居眠りしています。

ガコンッ、「でっ!」

隼人がツナの机を蹴りあげた。

音うっさいなぁ…せっかく居眠りかかったのに…

内心で愚痴りながら私は言う。

「あの子はツナの知り合い?」

斗真の質問にオレは真っ青になりながら言った。

「知らないよ!」

「ありゃ絶対不良だな」

男子の言葉にツナは震え上がる。

放課後、ツナと一緒に廊下を歩いて居た。

「ちぇ…何だよ。あの転入生はあーゆーノリついていけないよな〜」

ツナの愚痴に私は苦笑いする。

「アハハ…」

するとドンッとツナの肘が誰かとぶつかった。

「おー いて

骨折しちまったかも」

「「ヒヒヒヒ」」

(んげ〜〜〜っ 3年の不良だーー!!)

オレは斗真の手を掴むとダッと走り出す。

「ごめんなさい! ごめんなさい! 本っ当すみません!!」

中庭に出た所でオレは止まった。

「あっぶねーーっ ヘタしたら半殺しになるとこだったぜ…」

「そうなる前に僕がアイツらをフルボッコにするよ♪」

「お願いだから止めてそれ!?」

笑顔で言う斗真にオレは拒否しながら叫んだ。
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