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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第7章 標的03「最強ヒットマン リボーン来る!!」


「お前が空乃だな?」

部員の問に私は頷くと言う。

「はい。…そうですが……何ですか? この騒ぎは?」

私の問に部員は言った。

「有り難く思え、持田主将が道場にてお待ちかねしているついてこい!」

ぐいっと彼の腕を引っ張る部員を見てオレは言う。

「ちょ ちょっと待ってよ! 何で空乃君が待田先輩の所に行かなきゃなんないんだよ!」
武も言った。

「そうだぜ。これはあんまし穏やかじゃないのな」

2人の気迫に私はため息を吐くと話す。

「ハァ…ごめんねツナ、武。昨日…笹川さんに先輩の事を相談されて突発的に剣道の試合をする事になったんだ」

「いったい何処で何でそうなるんだよ!?」

オレのツッコミに武は笑いながら言う。

「ハハハハ! なら仕方がないのな…でも斗真、気をつけろよ。相手は県内トップだ」

武の言葉に私は微笑みながら頷くと言った。

「ハハハ…大丈夫だよ。それじゃ、主将さんの所に案内して」

私は部員たちの後に付いて行く。

自分のクラスや他の生徒まで気になったのか道場へ向かって居た。

その中には京子も。

オレは慌てた。

「どうしよう武! あのままじゃ空乃君が危ないよ!」

武は言う。

「斗真なら大丈夫だと俺は思うんだけどな…なんか任せて安心するみたいな?」

オレは言った。

「確かに空乃君は運動神経が良いけど…剣道なんてやったことはないはずだよ!?」

「そんなにアイツが心配ならテメェで見に行きやがれバカツナ」

いつの間にかリボーンが武の肩からオレに銃を向けている。

「! リボーン! 何でここにいんだよ!」

リボーンは言う。
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