第7章 標的03「最強ヒットマン リボーン来る!!」
持田は驚愕するとバッと後ずさる。
私は先輩に畏怖の気を放っていた。
たかが県内のトップだとは拍子抜けだなぁ…
彼は内心で愚痴りながら私は言う。
「なら先輩、僕と剣道で勝負しましょうよ」
「ッ!? 何?」
持田は驚愕している。
彼は言った。
「これでも少しは剣道を少しかじってましてね。先輩に
どれくらいの実力があるか見てもらいたいんですよ」
持田は話す。
「良いだろう。ならば明日の放課後、体育館にて対戦しようではないか。オレが勝てば京子はもらうぞ」
彼は冷めた目で持田を見て言う。
「なら僕が勝てば良いですね」
彼は振り返って私の頭を撫でた。
私は咄嗟の事で瞬きをする。
彼は微笑みながら言った。
「フッ…さ、帰ろうか笹川さん♪」
彼は私の手を引く。
先輩が何かを言いかけたけど空乃君が目力で黙らせた。
帰り道を歩く彼に私は言った。
「彩ちゃん…本当に大丈夫なの? 待田先輩は強いんだよ?
彩ちゃんが怪我しないか私…心配で…」
彼はため息を吐くと言った。
「ハァ…京子ちゃん過保護すぎだよ。それに今の私は昔の私とは違うから……だから安心して…ね?」
「…うん」
微笑む私に彼女はやっと少し笑ってくれた。
彼女を家に送り届けてから私は家に帰宅する。
「ん?」
私は違和感を感じた。
自分の部屋からよく知った気配がしていた。
何でツナの家に居るはずなのに…?
私は内心で疑問に思ったが止めた。
部屋に入ると案の定懐かしき友人であり、恩師でもあるリボーンが窓辺に立っている。
私は言う。