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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第7章 標的03「最強ヒットマン リボーン来る!!」


「分かった。空乃君が訳ありの事をやっているなら守るよ。

でもあっちの姿で私は一緒にお買い物したいな」

彼は少し微笑むと言った。

「ハハハ…分かった。それじゃあ今週の土曜日に商店街入り口に10時の待ち合わせでどう?」

私は瞠目するととびっきりの笑顔で言う。

「うん! 楽しみにしてるね♪」

満開の笑顔の京子いただきました!!

内心で悶えているとそこに待田が来た。

「おぉ…京子じゃないか……ん? お前、見かけない顔だな」

私は首だけ動かして持田を見る。

持田は京子に近付いていく。

京子の困惑した気配が分かった私は右手を出してそれを妨害しつつ彼女を背中に隠す。

「空乃君?」

私は彼を見る。

彼は私を安心させる微笑みをしながら言った。

「大丈夫。僕が京子ちゃんを守るから……違う意味だけどね」

「え?」

瞬きをする私。

持田は眉を寄せると言った。

「貴様、京子の何だ? オレは京子と付き合っているんだぞ」

「っな」

その言葉に私は瞠目していた。

京子はその気は全く無いのをアイツは勝手に解釈してるのね

彼は持田を見て言った。

「さっき貴方の事で彼女から相談されましてね。先輩ってよっぽどのバカなんですね」

「はあっ!?」

持田は驚愕していた。

彼は言う。

「相手の事を何も考えず自己満足している貴方に京子ちゃんは渡せない」

持田は彼を睨み付けると言った。

「貴様、先輩であるオレに楯突くつもりか?」

持田の問に彼は言う。

「えぇ…そうなりますね」

私は言った。
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