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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第7章 標的03「最強ヒットマン リボーン来る!!」


「ちゃおっス、今日からお前の家庭教師になったリボーンだ。よろしくな」

「赤ん坊が喋ってる!?」

オレは驚愕していた。

ドカッとリボーンは早速ツナを蹴飛ばす。

「痛ってぇ〜!?」

悶えるオレにリボーンは言った。

「さっさと部屋に案内しやがれ! バカツナ」

「何でオレ!?」

オレは非難の声を挙げた。

ふとリボーンが私を見たので咄嗟に別の事を考える。

リボーンはツナを見て言う。

「ツナ、コイツは誰だ?」

リボーンの問にオレは答える。

「同級生の空乃君だよ。リボーンが来るまで彼に勉強を教わってたんだ」

「ほぅ…」

と言ってリボーンはまた私を見た。

私は苦笑いしながら話す。

「アハハ…リボーンさんより劣りますよ」

リボーンは言った。

「リボーンで良いぞ。空乃か…お前、名は?」

リボーンの問に私は瞬きすると言った。

「え? 斗真ですけど」

「……」

黙るリボーンに私は何も知らない振りして、首を傾げながら言った。

「どうかしましたか?」

私の問いにリボーンは首を振ると話す。

「いや、お前の雰囲気がオレの知ってる奴に似てただけだ」

「雰囲気が僕に似てる?」

「そうだぞ。1年半前に別れたっきり会ってねぇからな……今頃何してんだか」

目の前に居ますよ。貴方の一番生徒はって言ってやるもんか

私は腕時計を見て言う。

「ヤバ! 僕そろそろ帰るよ。ツナ、ちゃんと勉強見てもらいなよ!」

私はそう言って鞄を持つと彼の家を出て、素早く家に入り、一息吐く。

「ハァ〜…緊張したぁ」

親に帰宅した事と明日から隣が少し騒がしくなると伝えると部屋に戻る。
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