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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第7章 標的03「最強ヒットマン リボーン来る!!」


私もそっち見て納得。

彼の好きになった京子が確か剣道部 主将の待田先輩と楽しそうに話している。

彼を見ると諦めた顔をしていた。

私は言う。

「ツナは笹川さんに惚れてるの?」

「ッ!? …///」

オレは彼の問いに驚愕すると顔を真っ赤にしながら彼を見た。

私は微笑すると言う。

「ハハハ…諦めるのはまだ早いと思うよ? だって笹川さんは

あの先輩に好意なんて抱いてない。先輩の勝手な片思いさ」

オレは瞬きする。

私は言った。

「信じられないって顔だね。そんな君に予言してあげる。

『君はある赤ん坊との出逢いによって君の運命が変わる』

…信じる信じないかは君に任せるよ」

彼はポンッとオレの頭を一撫ですると教室に向かって歩く。



放課後、日課になった勉強会にツナの家に来た私に奈々は手招きされて首を傾げながら奈々の元に行く。

奈々は言った。

「トォ君、ツッ君の為に家庭教師を呼ぼうと思うんだけど…このチラシ見て」

私は奈々からチラシを受け取って顔を何とか引きつらない様にした分かりきった事だから言う。

「良いんじゃないですか? 僕もいつだってツナに付ける訳ではないですし」

奈々は微笑むと言った。

「フフフ…そうよね♪ それじゃぁ早速連絡するわ」

私は部屋に向かう。

ツナは先に宿題をやる為に教科書とノートと私が作ったのを広げてやっている。

あのツナが一人で勉強に向き合ってる。 あれぇ? こんなはずではなかったのに…あれぇ?

内心で疑問に浸ってるとツナが言った。

「どうしたの? 空乃君。そんな所に突っ立って」

「あぁ…うん」
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