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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第6章 標的02「5年越しの運命の再会 来る!!」


本当に仲が良いなぁ…。ツナと隼人だったら絶対無理そう…でも未来で可能性は…んー…あるかも…?

私は内心でそんな事を考えているとアラウディがいつの間にか額に手を当てていた。

「ッ!?」

私が驚愕してるとアラウディは言う。

[熱は無いようだね。何か考えてた?]

アラウディの問に私は頷く。

私の頭を撫でながら彼は言った。

[そろそろそっちも本格的に慌ただしくなる頃合いだろう? 大丈夫なの?]

「っえ!?」

私はまさかあのアラウディに心配されているなんて思わず驚愕するが言った。

「だ 大丈夫です!! 普通とダメな中間辺りに留めているので私はそこまで甘くありませんから」

アラウディは微笑むと言う。

[フッ…そ…でも、あんまり無理しすぎないようにね]

「はい」

私は頷く。

[[ゼェ…ゼェ…ゼェ…]]

抗議が終わったのか2人共に肩で息をしていた。

雨月なんて呆れているのか頭を押さえていし、Dとランポウは面白そうに見ているし、ナックルは笑っている。

私は言った。

「Ⅰ世ファミリーの皆さん、今までありがとうございました。次に会えるのは恐らく、

ツナたちがリングの守護者に選ばれた頃になるでしょう」

私は瞳を揺らす。

本音を言うとこの方たちと離れるのは嫌だけど…

私は内心で呟くと続けた。

「だから…またお会いできるのを楽しみしています。貴殿方ではないこの世界の貴殿方に」

G達は微笑むと私の額にそれぞれが口付けをして、最後にⅠ世がすると言った。

[君にⅠ世ファミリーの力と大空の加護と…

[[[[[[我ら守護者の加護があらん事を…]]]]]]]
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