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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第6章 標的02「5年越しの運命の再会 来る!!」


私は言った。

『9代目とチェデフの皆さんによろしくと伝えて置いて下さい。空と言えば皆さん分かるので』

『9代目のみならずチェデフまで…テメェ……何者(なにもん)だ? ツナに何かしようとしたら容赦しねぇぞ!』

ガチャッと私はドアを開け、振り返りながら話す。

『僕はツナを守る側……逆に貴殿方が彼に何かしようものなら容赦なくぶっ潰す…。チェデフでは

№2を張って居たので皆分かりますよ。では、また…家光さん』

バタン…と彼はドアを閉める。

「……ハァ…」

気配が無くなると家光は息を吐く。

(アイツのツナの事になった途端に殺気が放ってきやがった。あの殺気は異常だ。まるでツナに近付く奴は全て敵と見ている様な…9代目に聞くしかないか……しかしアイツが№2っていつの間に?)

内心で呟くと奈々に仕事で出ると言った。

ツナにも話すと「オレが母さんを守るから父さんは安心して仕事に行って」と言った時には家光は大層喜んでいる。


玄関からそれを聞いていた私はふとポストに自分宛の手紙が入っていて、取り出して見ると隼人からだった。

帰宅した事を伝えて部屋に入るとペンダントの炎を消すと鋏で封を切り、手紙を取り出す。

内容は綺麗な漢字で書かれていた。

隼人って本当に字を綺麗に書けるわね。こう言った物にだけど…えぇ…と何々? ッ!?

内心で苦笑しながら内容を読んで驚愕する私。

「……嘘」

唖然とする。

大空のアルコバレーノであるアリアさんが倒れた事と白蘭らしき人物がイタリアから日本へ渡った事が記されていた。
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