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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第6章 標的02「5年越しの運命の再会 来る!!」


「ん〜潔癖とまではいかないけど汚れとか汚い部屋に入ると何故か

綺麗にしないと気がすまないのは確かかな?」

(それを潔癖と言うんじゃないのかな!?)

オレは内心でツッコンだ。

勉強会を開始した私は彼にノートを渡して、自分の宿題に集中。

暫くしてオレは言った。

「ねえ…空乃君」

「ん? 何?」

私は問題を解きつつツナと武に教える内容を考えながら促した。

「このノートに書いてあるのって殆ど分かりやすく解ける様に促してくれてるけど何で?」

私は彼を見ながら言った。

「余計なお節介だった?」

普通に問い返されてオレは首を振ると言った。

「ううん。逆にとってもやりやすいよ。ありがとうね♪」

私は少し微笑んだ。

勉強会を終えた所で帰ると言って下に下りる。

すると家光がスーツ姿で誰かと携帯で話していた。

家光は彼に気付くと言う。

「空乃君だっけ? 悪いなぁ~ツナの勉強に付き合わせて」

彼は首を振ると言った。

「大丈夫ですよ。それよりお父さんは何処かへ行かれるんですか?」

その問に家光は話す。

「あぁ…上司から休暇をもらっていたんだがそろそろ戻らねぇと仲間がうるさくてな」

彼は微笑すると言った。

「ハハハハ…大変ですね」

家光は話す。

「ツナと仲良くしてやってくれ……アイツはあんまり友達を作りたがらないけど君が居れば何故か安心感があるんだよ」

彼は瞬き、靴を履くと振り返りながら話す。

『…なら僕は全力でツナを支えますよ』

そう言って家光に微笑んでやる。

「ッ!?」

家光は驚愕しながら彼を見た。
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