第6章 標的02「5年越しの運命の再会 来る!!」
「あら…ツナそちら綺麗な子は?」
奈々は彼に気付いてツナに問いかけた。
オレは答える。
「今日海外から転校で友達になった空乃斗真君だよ。これから2人で勉強会するんだ」
奈々は言った。
「まぁそうなの! 斗真君、ツナをよろしくね!」
「はい」
頷いているとリビングから家光がひょこっとと顔を出す。
ペコリと頭を下げて、彼と共に2階へ上がる。
私は内心で動揺しまくりだった。
リボーンのポーカーフェイスを伝授しといてもらってて良かったぁ…(汗)
散らかった彼の部屋を見て私は顔を引きつった。
……何このデジャヴ…(汗)
内心で呟くと私は言う。
「ツナ、片付け手伝ってやるからビニール袋と後は段ボールを持ってきて」
「っえ?」
オレは唖然と彼を見た。
早くこのゴミ部屋を綺麗にしたいから言った。
「早く取ってきて来てツナ」
と低い声で言われてオレは「ひぃっ」と悲鳴を挙げると駆け足で降りて行く。
私はブレザーを脱ぐと自分と彼の鞄と共に廊下へ置く。
マスクを着けてまずは大きなゴミたちを纏めて本に縛る。
もう読んでないのや古い本と共にそして、細々した物をやっていると彼が戻って来てビニール袋を受け取ると燃える、燃えないに別けて入れ、そして最後に掃除機をかけて見事に綺麗な部屋になりました。
「ハァ〜…スッキリした♪」
彼の呟きに唖然としていたオレは言った。
「空乃君って器用? てか潔癖?」
彼の言葉に私は唸りながら話す。