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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第5章 標的01「幼い覚悟と出逢いと別れ」


「心して聞きなさい。左から六道骸、城島犬、柿本千種。これが貴方達の名前よ」

「六道……骸…」

「……城島…犬ぴょん」

「…柿本…千種」

骸達はそれぞれの名を呟くと顔を煌めかせて居た。

ヴェントは話す。

「お前達はボスに認められファミリーの支えとして選ばれたんだ。

これからも貰った名に恥じないよう仲間の事をたのんだぞ」

「「「Si」」」

骸達は頷く。

「フフフ…」

私は微笑んでいた。



そして時は過ぎていき、リボーンはディーノの件も在り、私は正式に卒業となる。

何故か彼は嬉しそうにしてはいなかったけれど分かってるよリボーン。貴方はディーノを立派なボスにして、そして9世の勅命で日本へ渡り、彼の家庭教となって彼をファミリーのボスへ育てるんだから…。離れるのは少し寂しいけれど向こうでまた会えるんだからここで私は笑って見送るよ♪

リボーンは言う。

「またな彩…ちゃおちゃお♪」

彼はそう言うと行ってしまった。

「…またねリボーン」

私は微笑みながらそう囁く。



数年後、私は日本への帰りの支度をして9世や仲間たちに一通り挨拶。

ヴァリアーの皆は特にベルがふてくされててスクに「引っ付き過ぎだ!!」ってツッコまれてたね。ルッスは私の体調を気遣ってくれて、何故か懐かれたマーモンは私から離れないからベルに殺られそうなのを私が止めて2人を言い聞かせたし、レヴィにザンザスやみんなの事頼むよと言えばそっぽを向いたが頷いてくれた。氷の中で眠る彼に言葉をかけた時に返事をくれたしね。あ、思念って奴♪ 無茶するなよって…変わらずに優しいな…
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