第5章 標的01「幼い覚悟と出逢いと別れ」
テッラ「我等もまた…」
フオーコ「貴女と同じく産み出されたⅠ世ファミリーの守護者に成らず者」
ボスコ「こうしてまた貴女と言う大空の元に」
ブイヨ「我等7人が再び出逢えた事に心からの喜びを感じています」
私は話す。
「そう…。お前達と出逢った時のあの近親感はお前達が私の元ファミリーの者達だったから…。
となるとあの時から6年振りの再会となるね」
全員が頷く。
良かった…まさかあの子達が今、目の前に居るヴェント達だったなんて…
オレは言う。
「お前達は…あの秘密裏に行われた非合法実験体だったんだな」
彼の言葉に私は頷くとヴェント達を見て言う。
「みんなはあの後それぞれの家庭に引き取られたけど……幸せに過ごしてる?」