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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第5章 標的01「幼い覚悟と出逢いと別れ」


そんなある日、彼の相棒であるレオンの尻尾が突然切れて、原型を留められなくなっていた。

私は言う。

「リボーン…レオンは大丈夫なんだよね?」

彼女の問にオレは話す。

「レオンのこんな姿を見るのはオレも初めてだぞ。……こうなったままじゃ…死ぬ気弾を生み出せねぇな」

リボーンは知らないんだね。…記憶形状型カメレオンであるレオンが何故この状態なのか…。まぁ…理由は今は伏せておこうっと

内心で呟き私は言う。

「死ぬ気なら私は自力で成れるから大丈夫よ?」

彼女の言葉にオレは言う。

「だがな自力でなった時と死ぬ気弾でなった時とでは発揮される力がかなり違うんだぞ」

私は瞬きすると言った。

「え? そうなの? まったく気付かなかった」

オレはため息混じりに言う。

「ハァ……鈍感もあるってか…」

(しかしレオンはいつまでこの状態なんだ? レオン無しだとオレも辛いぞ)

私は言った。

「レオンが居ないと戦闘は無理そう?」

彼女の問にオレはニヤリと笑いながら話す。

「オレは最強のヒットマンだぞ? 無理じゃねぇ……だが……調子は著しく狂うな」

私は言う。

「ねぇ…リボーン。……私の事信じてくれる?」

「?」

オレは彼女の問に瞬きすると言う。

「どう言う意味だ? 彩」

私は話す。

「私なら…貴方のその呪いの姿を一時的にだけど元の姿に戻す事が出来るかもしれない。でもリボーン達が

持つそのアルコバレーノのおしゃぶりは魂と直結しているから下手に障ったら体に影響が残る事を私は知ってるの」

「ッ!?」

オレは愕然とすると言った。
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