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三十路教師と女子高生。

第3章 4月、木曜放課後、家庭訪問。




木曜の放課後、俺は橘に声がけすると「7時ですよね。」と俯きがちに問われた。

「失礼なこと聞きます。先生独身ですか?あと食事のアレルギーありますか?」
「独身だしアレルギーはねえけど。」
「わかりました。では7時によろしくお願いします。」

ぺこり、橘は小さく会釈をし教室から出て行く。

他の生徒なんか要らないことばっかり聞いているらしく、「マサちゃんバイバーイ」なんて軽く声をかけていく。
教室の戸締りをし職員室に行けば確認するプリントの山。

まあ、あと2時間あれば終わるだろ。

俺はおびただしい書類に向かい合った。

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