• テキストサイズ

貴方が傍に居たら

第1章 プロローグ


「ん...朝かぁ~」


眩しい光が刺し私は目が覚める。
ロングの茶髪を巻き化粧をする。
服装はスキニーパンツにYシャツ。
アクセサリーを付けて準備完了。

作業をする科目は今日は無いから着替えは持ってかない。


「よしっ!!! 準備完了。」

ピンポーンとチャイムがなりトレイシーが迎えに来た。

『おっはよ~♪昨日も思ったけど愛染って綺麗と可愛い持ち合わせてるよねお洒落だし。今度洋服とか選んでよ!!!』

トレイシーとは共通の話題があるので話も盛り上がり気付いたら大学の門まで着いていた。
門に着くと何やら女の子の大きな声がよく聞こえる。

(何かの騒ぎかなー?)


『でたでたでたでた、昨日言ってたANEW組ファンクラブだよ』

「あれがファンクラブの女子か。」

『あそこに居るのはウィリアム先輩だね』



『わーったわーったお前ら今日も元気だな~有難いけどな』

〈ウィリアムくん!頭撫でて~!!〉

『あぁ、しょうがないな~ほれほれ』

〈キャー!!!!!!〉


私は朝から何を見せられてるのだろうと思うほどのファンクラブの女の子の圧とそれに答えるウィリアムって人。


『ひぇ~ウィリアム先輩結構親しみやすいから誰に対してもあんなんなんだよなあ。大変だよな、ファンクラブの相手も笑 早く教室行こう!』


トレイシーに引っばられ教室まで案内してもらう。
田舎と違い学生が多くトレイシーを見失いそうになる。

ドン

「あ、すみません。」


ぶつかった表紙に学生証を落としてしまった。
拾おうとすると先にぶつかったであろう相手の手が伸びる。


『ん。悪い』


その人はぶっきらぼうだけど雰囲気はカッコ良さを醸し出してる。


『愛染!今の人ナワーブ先輩だよ!』

「えっ今の人が?」

『噂によるとあまり人と接するのが得意では無いらしい。けどウィリアム先輩達といる時は楽しそうにしてるんだってよ。ラッキーじゃん』

「あまり興味無いけど拾ってくれたし優しい人かも」


トレイシー曰くこの短時間でANEW組のうち2人と出会えたのはラッキーすぎてファンクラブに知られたらヤバイそうだ、と笑いながら弄ってくる。

ファンクラブとか怖すぎてANEW組はあまり関わりたくないジャンルだな。
私はひっそりと平和に大学生活を終えれればそれでいいのだから。
/ 26ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp