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【黒子のバスケ/短編集】魔法が解けないうちに

第6章 夢にも思わない*宮地清志







俺の女神は今日も絶好調で可愛らしい。
もう女神以外がじゃがいもに見えるくらいには周りが霞んで見える。
それを俺の女神に報告すれば、真剣な表情で眼科に行くことを勧められたため、行ってみたが視力は両目とも2.0だったし、その他も特に異常は無かった。





「それ宮地の場合、眼科じゃなくて脳外科か精神科じゃないのか?」

「全くその通りだな。」




なにやら坊主と角刈りが言っていた気もするが、そんな事は颯爽右から左へ受け流す。
いつからだろうか。
俺の耳は女神以外の声は聞こえなくなったんだ、とドヤ顔を決めれば心底呆れた顔で見られた。


全く、お前らは自分が出来ないからってそんなに僻むんじゃねぇよ。
そう言ってパンチを決めれば、理不尽だと怒られたが反省はしていない。




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