第9章 「沈み込んでいく疑問」
『じゃあ、
これからはリヴァイの要るものは
リヴァイのお金で買って。
で、生活費が足りないときは
リヴァイが出してくれると嬉しいな』
「だが......」
『毎月お給料使い切っちゃう訳には
いかないでしょ?私は今まで通りで
負担が増える訳じゃないし、
リヴァイに四万渡すだけで家事から
解放されるんだから大助かりよ。
リヴァイと一緒に住み始めてから
一ヶ月ちょっとだけど、貯金できる額も
今までより増えたくらいだし』
それ以上は押しても
駄目だと分かったのだろう、
リヴァイは申し訳なさそうに黙り込んだ。
さやかとしては
気になるのはむしろ......