「新テニ×マヨイガ」理想のペア、マイマイと納鳴村脱出!!
第1章 理想のペア、マイマイと納鳴村脱出!!
「おっ、オレも」
丸井も風船ガムを食べ、ふくらませていました。
「………」
木手も風船ガムを食べ、ふくらませようとしますが、どうしても弾けてしまいます。
それを見てしまった丸井とマイマイは笑っていました。
「ところでマイマイさん、ななきむらって何ですか?」
丸井がマイマイに質問します。
「謎の村よね。私も詳しくはよく分からない。第2回人生やり直しツアーのバスに乗って降りたあと、あたし1人でここにまた迷い込んじゃってね」
「またってあなた、前にも、ななきむらに迷ったことがあったのですか……」
木手に言われ、マイマイは大きく頷きました。
「ええ、第1回人生やり直しツアーのバスのときに」
「人生……」
「やり直しツアー……」
マイマイの話の内容が不思議か、再び顔を見合わせていた理想のペアでした。
少年たちが和やかに話していたときのことです。地面が揺れます。これに木手の表情は真っ青になっていきました。
「おい、キテレツ!?」
丸井が木手の両肩に手を置き、声を掛けます。
「木手くん、大丈夫!?」
マイマイも木手に声を掛けました。