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「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes

第2章 秘密の修学旅行が今、始まる!



 丸井「どうも、丸井ブン太です。修学旅行で沖縄に来て、自由行動中に、比嘉中のたにしくんと遭遇し、ソーキソバ大食い対決に……」



 田仁志「おまん、何、独り言を言ってるんば?」
 丸井に話しかけた田仁志です。



 丸井「おわっ、びっくりした。これまであった記録をしおりに記念に書いているんだろい」



 田仁志「見せるば、見せるば」



 丸井「だーめ! ちょっ、もう、字がマムシになっちまったじゃねえか」



 海堂「はっくしょん」
 ここにはいませんが、別所の青春学園中等部で昼休みを過ごしていた海堂薫がくしゃみをしていました。



 ところを沖縄に戻し、丸井は持っていたケーキ型の消しゴムで消し、しおりを書き直していました。



 木手「どれどれ、どうも、丸井ブン太です。自由行動中、田仁志くんと遭遇し……」 



 丸井「ちょっ、見るなって」
 慌ててしおりを閉じた丸井でしたが遅く、木手にだいたい自分が書いたしおりの内容を見られてしまいました。



 木手「あなた、日記とか書くのお好きでしょう?」
 木手に聞かれると、恥ずかしそうに頬を赤く染める丸井です。



 丸井「いいだろい、別に。次やったら、沖縄のみやげを買ってもらうぜ。と、ジャッカルにお前ら脅され……」
 丸井は視線をジャッカルの方に移すと、今話していた言葉が途切れました。
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