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「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes

第9章 最終章  Staring eyes タイブレーク!!



 そんな丸井の肩に跡部はそっと手を置いたあと、木手のところに行きました。



 跡部「しかし、お前、よくあの距離を泳げたな。大したものだぜ」



 木手「オレは美ら海(ちゅらうみ)育ちですからねぇ。あれぐらいの距離、簡単です」



 跡部「のわりには、息上がってんじゃねの。あーん?」



 木手「ほっといて下さいよぉ」



 手塚「立てるか?」
 木手に手を差し出した手塚です。



 木手「手は、いりません、自分で立てます」
 びしょ濡れになりながらも、木手は軽く上体を起こしました。



 不二「タフだね、彼」



 手塚「ああ」



 木手「しかし、柘植コーチに何と説明したら良いやら。罰の覚悟は受けましょう」



 白石「その必要、ないで」



 千歳「今日はコーチ、会議やから、自主トレや」



 忍足「だから、あんた、ついてるで」



 木手「ふっ」
 良い仲間たちに囲まれ、木手は目を閉じ、笑います。



 いつも使っている勝ち組メンバーのトレーニング場所に戻るとき、丸井が木手の隣にさっと並んで歩いてきました。



 木手「まだ何か?」
 湖で濡れたおかげですっかり髪型が変わってしまっていた木手が丸井に尋ねます。
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