「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第9章 最終章 Staring eyes タイブレーク!!
幸村「やっぱり、木手くんに何かあったんだね」
柳生「ええ、どこも見あたらないとなると」
芥川「それって、マジやっべえC」
丸井「木手……」
ますます、丸井の心配と動揺の指数は高くなっていくばかりです。
それは、他のメンバーも同じでした。
幸村「コーチたちに掛けあってみるか」
柳生「そうですね」
丸井「いや」
芥川「どうしたの? 丸井くん」
丸井「オレ、何となく思い当たることがあるんだ。木手にもし、危害を加える相手がいたとしたら……」
と、言ったあと、丸井はいきなり掛け出しました。
芥川「ま、丸井くん!?」
丸井「………あそこだ」
彼の向かう先は、五番コートです。
丸井たちは五番コートに向かい、そこにいた高校生Jたちに木手の居場所を聞こうとします。
丸井「すみません、リーゼントのメガネをかけたオレたちと同じ中学生を見かけませんでしたか?」
丸井が聞くと、五番コートの一部の高校生たちはギクッとなったのです。
高校生J「ああ、見なかったな」