「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第9章 最終章 Staring eyes タイブレーク!!
あれから、丸井をターゲットにしていた五番・六番コートの一部の高校生たちは、負け組へ移動となりました。しかし、高校生Jだけは五番コートに残ります。
高校生Jの場合は丸井というより、木手を敵視していました。五番コートの何人か仲間で集まり、ひそひそと画策会議をしていたのでした。
そんな高校生Jの画策会議を知らずに過ごしていた中学生勝ち組チームは、今日も柘植コーチによる厳しい訓練を受けていました。
休憩中、丸井はよく木手といました。丸井にあこがれる芥川もいましたが、跡部に空気読めと連れ去られてしまいます。
芥川「ちょっ、跡部ぇー」
跡部「あーん、慈郎、お前、ちょっとは空気読め。ふー、まだ寝てた方がマシだぜ」
丸井「木手くん、今夜もオススメスイーツ、教えるだろい」
木手「また三角だったり、四角の甘いデコレーションな食べ物のことですか。あなた、毎日、よくそれで飽きませんね」
丸井「へへっ」
これでも、丸井は木手に感謝していました。自分のことをこれまでこっそり助けてくれていたことを思い出します。丸井は木手に優しく微笑します。
しかし、こういった穏やかな時間はすぐ終わってしまいます。
今日のサーキットトレーニングが終わったときのことでした。夕飯を丸井のケーキチョイスなどしてもらい、済ませたあと、木手は一人で落ち着いた場所を探していました。
そのとき、何人かに襲われ、気絶させられてしまいます。