「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第8章 Staring eyes6ー6(シックスゲームオール)
こうして、本日の出来事は終わり、それから丸井は木手によく話し掛けに行くようになります。
丸井「お疲れ。ほら、木手くん、このベリームースタルトと、オレンジチョコケーキがおすすめだろい! ほら、もっとあるぜぃ! ほら、ほら、ほら!」
木手「食べ切れませんが……」
木手はどんどん自分の皿に丸井がいろいろな種類のケーキを乗せるものだから、困っていました。
亜久津「ふん、貴様は卵寿司より甘ったるいケーキの山で充分だ。お、これはいただくぜ」
と、亜久津は木手の皿に乗せてあるモンブランを持って行ってしまいます。
木手「やれやれ……」
芥川「丸井くん、オレにもケーキのおすすめ、教えてー」
丸井「いいぜぃ、木手くんのチョイスが終わったらな」
木手「あなた、この前、オレが言ったこと……」
丸井「ああ、ごめんな」
木手「なぜ、あなたが謝るのですか?」
丸井「あのとき、早く木手くんだってオレが気づけば良かったんだよな。これまでのオレの行動、自分で振り返ると確かにうっとうしかったところが多かったかもな。木手くんのおかげでそれに気づけた。サンキュー」