「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第3章 Staring eyes 1ー1(ワンゲームオール)
中には丸井を追いかけてきた高校生AとBもいました。丸井は彼らと目を合わせないようにしていましたが、結局、指名され、テニス勝負することになってしまいます。
木手「やれやれ、丸井くん、戦うしかないようですよ」
と、木手は独り言を言っていました。
芥川「丸井くーん!」
丸井に憧れる氷帝学園の芥川慈郎が応援します。芥川は普段、寝ていますが、丸井のように憧れる強い選手が目の前にいるときは起きているようです。
丸井「高校生AさんとBさん、まとめて相手にしてやるよ」
高校生A「はっ、お前相手は僕一人で充分だ」
丸井「………」
風船ガムを膨らませながら、相手を睨む丸井です。高校生だから、テニスは相当強いだろうと思っていました。
しかし、高校生Aに丸井はほとんど得意な妙技綱渡りでストレート勝ちしてしまいます。
丸井「どう?天才的?」
芥川「さっすが、丸井くん!」
木手「オレと一年前、野試合したときよりも妙技綱渡りのキレが良くなっていますね」
メガネを直しながら、言った木手です。