「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第2章 秘密の修学旅行が今、始まる!
平古場「あ、でも、ちんすこうならあるさぁ。食う?」
丸井「いいのか? サンキュー!」
と、丸井が受け取ろうとしたところを、田仁志が横取りをしたようなかたちとなってしまいます。
田仁志「ちょうど小腹減ってたさぁ。食うばぁ」
丸井「あ……、あ……」
ぽかんとなってしまった丸井でした。
ジャッカル「まあブン太、次の場所で買って食えばいいじゃねえか」
丸井「そうだな」
気を取り直した丸井は再び、しおりを開きました。木手が性懲りもなくのぞいてきます。
木手「丸井ブン太のお土産チェックリスト。その一は紅いもタルト、その二はちんすこう、その三は黒糖チョコレート、エトセトラ……。どれも沖縄のお土産で観光客に人気なものばかりじゃないですか」
丸井「お、おい、何、人のしおりを勝手にのぞいて見ているんだよっ!」
先ほど、紅いもタルトとちんすこうを食べそびれたため、少々機嫌が悪くなっていた丸井でした。
木手「案内しますよ。お土産の店」
丸井「本当か!?」
ジャッカル「………」
このとき、ジャッカルは、丸井と木手から熱い男の友情を感じ取っていました。