• テキストサイズ

小桜

第2章 正体**


「・・・・・・・なあ水穂」

「どうしたの悠仁くん?」

「・・・・・・・ちょっと」

悠仁くんは私の手をとって病室の外へでた。

「いたい、はなして?ねえ、悠仁くん…」

「水穂」

彼がわたしの方を向いた。

少し、怖い顔で。

「お前、本当に覚えて無いんだよなぁ?」

「拓海のこと?」

悠仁くんがコクリと頷いたので私は、

「覚えてないよ、名前しか」

こう言った。
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp