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小桜
第2章 正体**
「俺は!」
「俺はお前を信じてるからな」
・・・・・・・え?
「な、なんでそんな事言うの?」
「…水穂は、あいつの事が好きなんじゃないかって思うんだよ、時々」
「私が…?拓海を?…何言って…!私は悠仁くんが好きなんだよ⁉そんな事!そんな事…」
泣きそう。泣きそう。
「・・・・・・・悪い。忘れて」
「っ…!」
私はその場から走り出した。
逃げるように。
そう、逃げるように。
どうして?
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