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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第98章 しばしの別れ


「じゃあ、しばらく船をあけるよい」
「俺の隊のことも頼む」
『任せといて!サッチに!』
「おれなの!?」
「俺も行きてぇ」

一応、隊長が2人も離れるので各隊長は呼び戻されて別れを見送っている。

『エースが行ったら戦力が落ちちゃうでしょ?』
「アンがいるだろ?」
『いるけど…エースは親父様を守ってくれないの?』
「守るに決まってんだろ!!」
『なら、お残りね』

「相変わらず扱いやすいやつだよい」
「本当にな」
「グララララ…気をつけて行けよォ」
「おやっさん、お二人お借りするぜよ。」
「あァ、」

「何かあったら連絡してよ!僕らだってカイドウくらい相手にできるから」
「そうだ!俺たちにも戦わせろよ!」
「わかったわかった、なんかあった時は頼むよい」
「じゃあ、行くか」
「アン…しばらく船を頼むよい」
『任せてください、マルコ隊長ッ!』
「無理すんなよい」
『マルコもね!』
「はいはい、別れ惜しいのはわかるけど俺らがいるからそのくらいにしてね、アンちゃん!」
「うっせぇよい、サッチ」
「まぁまぁ、わがらも急がんと」
「そうだねい」

イゾウはネコマムシにのり、マルコは半獣化でネコマムシの肩を掴んだ。

「さ、いざワの国へ!」

多少奇妙だなと思ったが、そのまま3人は空を飛んでいってしまった。

『私が送れば早かったのに』
「ま、いいんじゃない?」
『そうだね。』

無事にワの国につきますように。
そんな願いを海にとかして、しばらく消えない3人の影を見つめていた。

ーーーー
Marco side

流石に3人はというか…1匹がとてつもなく重い。

「何が名案だよい!」
「これが最善の策だぜよ」
「アンに頼んだ方が早かったぜ」
「あの子はそんな便利な能力でも持っとるんか」
「ありゃ、大海の天使さね」
「…ということは海を操れるという」
「そうだよい!」
「なーんでそれを早く言わんぜよ、」
「「お前が聞かなかったんだ」よい!」

重てえ2人を抱えたワの国への旅はまだまだ始まったばかりだ。

「なんだ、気になることでもあるのか?」
「いや、まぁ、ちょっとな」

ちょっとだけ感じたアンへの違和感。こう何と言うか…はっきりとは言えないんだが…なんか前と違う感じがしてる。

「ま、帰ってから聞くよい」
「そうかい」
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