【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第97章 ※突貫工事※
『そういうことであのサインがいただけたのです、つまり、マルコは工事するだなんて知らないです!』
「はいはい、すげェすげェ」
『なんか適当だね、エース』
「なんで俺がこの話に付き合わなきゃいけないんだ?」
『ひどーい…』
「それより島にはいつ着くんだ?」
『あぁ、また見えてるよ?』
指さす先に見えるのはしろひげ海賊団のナワバリの島、そしてここは親父様の故郷だ。
「また勝手に船の進路を変えたない?」
『ごめん、ごめん、どうしてもここにきたかったんだ』
「また懐かしい島だよい」
『何にもないけど、いいところだよね』
のどかで平和でこの海賊時代を生きるには弱すぎる島。
「今回の滞在は何日なんだ?」
『1週間』
「んじゃまぁ、俺はのんびり過ごすから」
今回の島は戦うこともないくらい平和な島だ。近くにあるもう一つの島はもう少し栄えているので、大半はそっちに行くことになるんだろう。
「グララララッ、相変わらず平和な島だらァ」
『ふふ、親父様の島だかからね』
「じや、俺たちも…「マルコちゃーん、ちょっと体の調子が悪くて…見てくれんかぁ」…ばあさん…」
「おお、わしもじゃ!マルコさん頼むよ」
「おじちゃん、僕も!!」
「私も!!」
マルコは何度も来て、島の人々に安らぎと治療を与えてる。
「はぁ…」
『いいよ、行っておいでよマルコ!』
「夜には戻るから、待ってろよい」
『はいはーい』
マルコは甲板から降りると村の住人に囲まれて移動して行った。親父様も今回は上陸、村長と酒盛りをするのか奥地へと進んでいく。他の隊員たちもそれぞれ船に乗り隣の島や、島でのんびりするために移動して行った。
『さっ!!始めましょう!!』
「「「はい!!」」」
船に乗った船大工チームと私で部屋の突貫工事が始まるのだった。
『この板はどこにいるの?』
「ここです、ここ」
『はーい、ミケ』
[はい!!]
ミケたちも呼んで今は手伝ってもらっている。2人で過ごした部屋はどんどんと崩れていき、なんなら部屋改装もするため、私の部屋ごと取り壊した。荷物も移動済みだ。
『ここにお風呂とここにはトイレが欲しいわ』
「はい!」
「収納はここでいいですか?」
『うん!』
10何人ですれば工事も進みが早い。
『適当に休憩とってねー』
「「「はい!」」」
「アン副隊長、マルコ隊長帰ってきました」