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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第95章 夫婦とは


「アンさん!!エース隊長が!!」

ある程度仕事を捌いて、マルコを相手して、まあすぐ夕方になるというのにまだエースは来ないなと考えていた頃だった。

『どうしたの?』
「また逃げられました〜!!」
「『またか』よい」
「朝は見つけて、椅子に縛ったんですけど!!アンにもらった海楼石をつけて!でも入ったばかりの新人が可哀想だからと外してしまったみたいで!書類も書かずにどこかに…」
「ちゃんと教えとけよい」
「すんません」
『はいはい、ちゃんと探すからね。クロ、シロ、ミケ!』

そう言って呼ぶとじわっと現れる私の守護獣。

[ふっ、まだ生きておったか、この鳥め!!]
『こらこら』
[主人様の旦那とは思いたくもないわ!!]
『クロ! 今はそんなこと言いにきてもらったわけじゃない。エースを船内捜索しなさい』
[かしこまりました]

そういいと他の2匹を連れてパシャんと姿を消した。

『心配性なんだから』
「あいつだけはいつまでも俺に敵対してくるよい」
『たくさんの感情を私と一緒に感じてきたからよ』
「…すまねェよい」

たくさんの試練があったけど…今は幸せだから何も思っていない

『大丈夫だからね、マルコ』
「これからは大事にするよい」

またキスをされそうになった瞬間

[見つけましたよ!!主人様!!]
『ミケが見つけたみたい…行ってくるわ』
「早く帰ってこいよい」
『うん』

ミケのいるところに向かった
ーーーーー
Marco side
こんなにひっついてなんて追われても仕方ねェが、俺は正直自分のものになったアンを他の奴らに合わせたくねぇと思ってる。

「なんてな…こんなおじさんがいうことじゃねェない」

他の隊長や隊員は少しは遠慮してくれるようになったが、やはり俺たち1番隊はやることも多くなかなか2人時間が持てるわけではない。なら仕事中にと思っても元々海軍で働いていたアンがそんなことを許すわけもなく手の上で転がされるような気分だ。

「次の島はどうするかねい」

部屋に置いてある酒を片手に疲れた目を抑える。そろそろ夕飯ができるころだねいなんて柄にもなく思っていたら、甲板で爆発音とワーと喚く音が聞こえてきた。

「ま、マルコ隊長!!!!敵船です!!!」

ほらまたゆっくりできないよい…

「各隊配置につけよい!!戦闘にはいる!!」
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