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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第95章 夫婦とは


「これも一種の愛情表現なんだろうけど、やりすぎはよくねぇよ。」
『イゾウ!』
「ほらよ、これが俺んところの管轄だ」

丁寧に書かれている書類、目を通していくと少し気になるところがあった。

『 海賊の侵入多いね…』
「…あァ…」

そこ書かれていたのは各島による海賊の侵入被害報告

『ここ、数年で15件…これも…』
「あァ、親父が四皇の地位から退いた今、俺たちを下に見る新参者は多いってことだ」
「困ったモンだよい」
『どうしようかな…これじゃあ縄張りの意味がない』

頭を抱えるような内容だった。

「俺んところもだ」

そういって書類を持ってきたのはナミュール。

「襲われて死者も出ている。このままじゃ」
『わかってる…』

親父様の力は衰えたと言っても過言ではない…能力はティーチによって奪われその寿命でさえもつきようとしている。

「また何か重く考えてんなー、うちの妹様は」
「そんなに深く考えんなよい」
「そうだ、まだ俺たちの力で十分に対応できてる」
『でも…』
「大丈夫だって言ってんだろい?俺たちを信用しろよい」

みんなはそんなに考えてないようだ、心配いらない。まだまだ俺たちは健在だと言わんばかりに笑顔を見せてくれた。

『うん、じゃ、まぁ次襲ってきたら私に言ってよ!沈めちゃうから』
「「それはやめとけ」」
『えぇー!私だってまだまだ戦えるよー』
「片目見えてないのに何言ってんだか…」
『これももう慣れたから全然問題ないよ!』
「昨日もベットの角にぶつかってたのに何言ってんだよい」
『マ、マルコ!』
「「はいはい、ごちそーさん」」

こんな会話を始めるとみんな決まって外に出ていく。さっきまでいた自隊員たちも何故かいなくなっていた。

「気の利く部下を持って俺は幸せだよい」
『何言ってるのよ…んっ』
「アン…いいかよい?」
『ダメに決まってんでしょ!!!』

マルコが我慢を辞めてから日中夜間問わずマルコは求めてくるようになり放っておくと離してくれなくなる。

『今は仕事中!』
「……わかったよい」

ものすごく不服そうな顔をしているが、入りたくても入らなくて困っているという感じが出ている新人隊員たちが部屋の周りをうろうろしていた。

「なら、今夜に期待しとくよい…チュッ」
『もう…』

「…もういいですか?ビクビク」
『いいよ!はいってー』
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