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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第92章 リゾートアル島 6日目


いつもより早く目が覚めた。当たり前と言っては当たり前だ。

『マルコ…何するんだろう』

“部屋で待っていろ”と言われたから大人しく待っている。すると、コンコンとノック音が響いた。

「俺だけど。」

少しぶっきらぼうで、いつもは絶対起きない時間なのにと思いながら、ゆっくり扉を開けると自慢のテンガロンハットはかぶってないエースが立っていた。

『どうしたの?こんな時間に』
「これ。」

エースは一つの袋を手渡ししてきた。

『なにこれ。』
「マルコから、今日はこれ着とけって。」

中を確認すると、水着が1着とパレオが入ってる。

『…うん、分かった。これきたらいいんだよね』
「…あァ。」

どこか府に落ちないと言った顔をしているエースは頭をガシガシとかき、じゃあなと部屋を去っていった。

『水着…はいつも通りだけど、なんで服じゃなく?』

日が海面を照らし始めて、空も澄み渡った綺麗な朝が来た。言われた通りの水着を身に纏って部屋で待っていると、またノック音が響いた。

「アンちゃーん?飯食ってくだろ?」
『おはよう、サッチ。』
「はよ。マルコから飯食わせとけって言われてんだ。」

毎日、見ているコックコートはたしかに着ているんだが、下が完全に水着。

「ん?この格好か?」
『まぁ、気になりはする』
「まぁまぁ!準備できてんだろ?行こうぜ?」

サッチに手を引かれるままに食堂へ向かうが、その道ではなぜか水着を着ている家族たちがいつものように過ごしていた。そして、食堂にいる家族ももちろん全員が水着。コックたち4番隊はとりあえずコックコートを上にきている。

『なんで?』
「まぁまぁ。さ、飯食えよ!俺の特製メニューだぜ?」
『ありがとう』

サッチのおいしいご飯をいつものように食べていると、横に座ったまたもや水着姿の男…

「おはよい」
『……な、』
「どうかしたかい?」

いつもはシャツを必ず着ているが、今日は上半身裸。親父様のマークはしっかりと見えており、少し傷のある体が目に入る。

「アンよい?」
『…な、何もない///』
「アンちゃん、マルコの体見て照れてんの?」
『水球』

余計なことを口走ったサッチを能力を使って、追い払った。

『…はぁ、なんで今日はみんな水着なの?』
「なんだ、言ってなかったかよい?」
『何を??』
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