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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第85章 リゾートアル島 前夜


『眠い…』
「さっきまで寝かけてたからねい…」
「んじゃ、俺は下で寝るから。」
「当たり前だよい」

マルコはなんだかんだ言っても優しいんだろう。サッチが好きなのもあるかもしれない。サッチの部屋が誰かさんたちのせいで壊れたこともあり、マルコの部屋で寝かせてくれと言っていた。いやいや言いつつも布団も枕を持ってきたサッチにしっかり寝るところをあげているのは長男らしいというか…。

「何考えてんだよい?」
『んー?』

私たちはすでに布団の中に入っており、いつも通りに寝ようとしていた。

「なんか考えてただろい?」
『内緒。』
「ちょっとちょっと!!お二人さん!?!?俺のこと忘れてない!?空気にしないで!?」
「あ、いたのかよい」
『ごめんね、寂しかったんだねサッチ!なんなら、マルコの隣譲ってあげようか?』
「「絶対嫌だ/よい!!」」

2人は必死に拒否をしていた。

『冗談だし。2人で一緒に寝るなら、エースたちの部屋で雑魚寝でもと思ってたけど…』
「全然問題ないよい。」
「むしろ、アンちゃんとベッドにいたいわ。」
「…」
「ごめんって、冗談だろ?そんな睨むなよ!」

やっぱり、2人は仲良いな〜。サボとエースを見ているようなホッとして気持ちになる。

「んじゃ、俺は早いから寝るけど。いやらしい声とか音とかほんと勘弁してね」
『何もしないってば、私も寝る』
「よい」

横になるだけでだんだんとまぶたが重くなっていった。

「おやすみだよい」
「おやすみ、アンちゃん」
『ん、おやすみ…』





Side.Thatch

流石にナニしてた時に壁が壊れたのも驚いたけど、それ以上に今のマルコとアンちゃんの雰囲気がゲロ甘すぎて辛い。

「なぁ、マルコ」
「なんだよい」
「お前ら、まだ付き合ってないんだよな?」
「あァ…」

なのにこの甘さ!!分かりますか!みなさん!!

「よく忍耐力というか精神力…持つよな…」
「いつも崩壊寸前だよい。」
「ま、そら…その格好だもんな。」

アンちゃんの格好は一応パジャマなんだろうだが、半袖のTシャツに柔らかい生地のショートパンツ。誰がどう見ても…というかこんな姿で目の前に寝てたら俺だったら食うわ。

「明日降りたら娼館いくか?」
「…いや…やめとくよい」

溜まってるだろうけど…一途な奴だな…
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