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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第85章 リゾートアル島 前夜


船もだいぶ軌道に乗ったので、操縦室で地図を広げていた。

「次の島はここか…ここかだねい。」
『ここは?』
「ここは、ビックマムの管轄だよい。ホールケーキアイランドの分島で“ディップ島”だよい。」
『へぇ…』
「ビックマムは他の侵入を極端に嫌うからよい。普段は絶対近寄るない」
『はーい。で、後の二つは?』
「冬島の“カナリサムイ島”と夏島の“リゾートアル島”だよい」
『リゾートアル島にしよう!』
「なんでだよい?」
『たまにはみんなでゆっくりリゾートなんて楽しいじゃない?』
「まぁ…そうだがよい…1600人近くいるんだよい?貸し切るくらいじゃないと。」

『あ、そうです!1600人くらい行くので、1週間ほど貸し切ってください。お金はもちろん払いますので!』

マルコと話している最中だったが、電伝虫でリゾートの管理者に連絡を取った。

『よし、リゾートアル島を貸し切った!1週間!』
「そ、そうかよい」
『これで、問題ないよね?』
「…勝手にしろよい。」
『よし!』

船を動かして、リゾートアル島へ足を進めた。

「アンッ!!次はどこに行くんだ!?」
『内緒! ね、マルコ?』
「そうだよい。アン…部屋で隊の調整手伝えるかよい?」
『もちろん!』
「教えてくれよ!!」
『エースが今日の書類全部終わらせたら教えてあげるよ!』
「はぁ!?!」

船は動かしたまま、マルコについて1番隊執務室へ戻る。

「みんなを休ませるってなると…隊の見張りはどうするかだねい。」
『島の方で管理してくれるみたい。心配ならまたいつものように隊で見張りつけとく?』
「そうだねい」

マルコは頭を抱えて考えていた。モビーには積んでいる宝もある。それを一概に島の奴らに管理を頼んでいいものかと思ってるんだろう。

『なら、隊の半分の人数を見張りにするのはどうかな?』
「そうだない。いつもの人数だと多すぎるからねい。」
『あとはどの隊がするかだけど、最後は一番隊でしょ?きっと船の積荷を運んだりするだろうし』
「あぁ…あとはいつものように隊長たちでジャンケンだない」
『決まり!』

そのあと、1週間の滞在があるので各隊にいつもの仕事を倍にして進めるように通達させた。

「アン〜!!無理だ!手伝ってくれよ!!」
「アンは1番隊で忙しいよい。自分でやれ」
「そんな〜!!」
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