【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第83章 急にきた…
「おい、お前んとこの船長は一体どんなしつけしてんだよい!」
「悪いな…白ひげの話も聞かないで走っていっちまって」
「親父の話を無視してきたのか!?」
「ありえねェ。」
『まぁまぁ…シャンクスは心配してくれてたのよね』
「死んだなんて…聞きたくなかったな…」
『ごめん…でも生きてるよ?』
「あァ…新聞見た…だから吹っ飛んできたんだ。無事でよかった」
シャンクスはマルコに蹴られて吹っ飛んでいっていたが、ゆっくり起き上がりベッドに来ると先ほどとは違ってゆっくり抱きしめられた。
『ありがとう。シャンクス、心配してくれて。』
「あァ。心配させた分、詫びをもらうかな」
「「「させねェ/よ/よい?」」」
『よし、親父様のところ行こう。ほら、シャンも』
怪我をしてない方の腕で座り込んでるシャンクスの腕を引いてやると、“お揃いだな”なんて言葉が返ってきた。腕を指差しながらいうシャンクスはニカッと笑った。
『シャンクスみたいに時代にかけてきたわけじゃないけどね』
「だははははッ!!」
後から追いかけてくるエースやサッチ…呆れた顔でくるベックやマルコ…甲板にはルウさんやヤソさんたちの赤髪海賊団と親父様がもう宴を始めており、お酒やらつまみやらが出ていた。
「サッチ隊長〜!準備しときましたからね〜!」
「おう!」
「マルコ隊長!こっちに酒ありますよ!」
「よい!」
「エース隊長はもう食べてんすね!」
「当たり前だろ!?」
「お頭〜!ベック!ここに旨い酒置いてんぞ!」
「本当か!?今行く!!」
「グララララ…もういいのか?アン」
『親父様…うん、動けるくらいには。ただの熱だったからもうすっかりだよ!』
「そうかァ。飲むか?」
『お酒は…』
チラリとナース達の方を見るが、手を罰としていた。
「グララララ…ダメみたいだなァ」
『みたいだね』
「ほら」
『イゾウ、ハルタも久しぶり。』
「本当に。アンったら、マルコの部屋にいるからあいに行きづらいんだよね〜」
「確かにな…あの部屋にゃ出来る限り行きたくねェな。」
『ふーん…普通の部屋だけどね。』
「行けば、書類のこととかぐちぐち言われるからな。」
『そう?エースもサッチも来てたけど…特に何もなかったよ。』
そう言うと“じゃあまた行く”と言っていた。
『私の部屋じゃないけどね』
「「そうだな/ね」」