• テキストサイズ

【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第77章 兄妹喧嘩も


「みてェだな!ルフィたちは無事に生きてっかな」
『当たり前でしょ?』

流石に島全体には見聞色は使えないので、ルフィたちはどこにいるかもわからない。そして、島に上がるわけにもいかない。

『ちょっともどかしい〜』
「ルフィのこと信じてんだろ?大丈夫だ。」
『うん。じゃ、まだみたいだし戻ろっか。見張りはこの子たちに大まか任せてるし。』
「この子たち?」

パシャッと水しぶきを上げて大きく飛び上がったのは、イルカの群れ。

〔女神のためならするよ!〕
〔みとけばいいんでしょ!〕
『うん、お願いね!』
「お前、こいつらと喋るんだったな。忘れてた」
『うん、いい子たちだよ』
〔女神と同じ気配〜、だれ?〕
〔恋人?〕
『違う違う、お兄ちゃん!』
〔そうなんだ!〕
『じゃあ、あとはお願いね!』

“うん!”と言うとイルカたちは島の方へ泳いで行った。

『さ、そろそろ戻らないと怒られるね』
「そうだな!」

フワッとシャボンを作ると、そのまま、ゆっくり海に戻っていく。

「そういや、聞きたいことあんだ。」
『ん?』
「ドフラミンゴと寝たか?」

ガンッと瞬間的にエースを殴っていた。

「いって!!」
『あ、ごめん。あまりの下品な質問につい手が出てた。』
「なんでだよ! みんなが気にしてたから聞いてやったんだろ!」
『…寝てるわけないでしょ!?そういう雰囲気になったこともなi…いや…あるかな』
「やっぱりあんじゃねェか!!ヤッたんだろ!?」
『してないってば!!』
「じゃあ、なんであんなにキスうまいんだよ!?」
『…それは』

“おそらく毎日のようにキスをねだられてたからだ”なんて言えるわけもない。

「それは、なんだよ」
『いや…何もない』
「何だよッ!はっきり言えよ!」
『なんでもいいでしょ!?』

いつのまにか甲板に着いていたので、シャボンを割った。

「アンッ!話は終わってねェぞ!!」
『なんで実の兄貴のあんたとドフラミンゴとの生活について話さなきゃいけないのよ!?』
「心配してんだろ?!お前が悪い男に捕まんねェように!」
『なんの心配よ!!じゃあ、自分はどこで何をしてたか言えるわけ!?いつ童貞が終わって、いつ誰とキスして、どうなったか言えるわけ!?』
「ッそれとこれとは話が別だッ!!」
『同じだよ!?エースが聞いてることってわたしが今具体的に言ったことだけど!』
/ 656ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp