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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第76章 再会の宴


『それもいいな〜』
「だろ?遠慮なくおいで」
「「待てよ/よい!!」」
「イゾウも下心が見えるからダメだ!!」
「そうだよい!!」

これは拉致が開かないタイプだと瞬時に判断した。

『んじゃ、親父様の部屋…「親父はナース、侍らしてる時があるからな…気まずいぞー?」…けっ。親父様も男か。じゃあ、どうすれば!?』
「だから、俺んところに来いって!!」
「エースんところは汚いから論外だよい!俺とでいいだろい?」
「俺んところのが、安心して寝れるはずさね」

そういえば、昔もこんな風に喧嘩してたな…なんて思い出して笑いがこみ上げてくる。

「おーい、お前らなにしてんだ?宴の準備終わってんぞ!親父が甲板に集まれってよ」
『あー、サッチにする!!さっきのやつあるから!』
「え、は?なにが?」
『ね、いいでしょ?』
「お、おう!何かわかんないけどな!」
『決まり!よろしく!』
「「「サッチ〜ッ!!!」」」

サッチは理由を聞かないままでも、オッケーしてくれるいいお兄ちゃんだ。というか、流されやすいんだと思う。

この後、サッチは理不尽に3人から攻められたらしい。




Side.Ace

「グララララ…揃ったかァ!」
「おう!!」
「それじゃァ、始めるぞ!アンの復活、再会を祝して〜」
「「「「かんぱーーーい!!」」」」

盛大に始まった宴は甲板中にいろんなご飯が置いてあった。お酒を持った家族たちが“心配させんなよ!”とか“俺の涙を返せ”とか“おかえり”とか暖かく迎えていた。

「飲んでるかー?」
『飲んでる!問題なし!!』

アンがゴクゴクと胃にお酒を流し込んでいくと、みんながドンドンついでいた。ま、楽しそうだからいいけどよ。

「おらッ!もっと飲め!!」
『んー!美味しいッ!!』

俺が飯食ってる時に横から声をかけたのはサッチ。

「おい、やばくないか?」
「ふぁひぃがふぁ?(何がだ?)」
「アンちゃんってお酒強かったか?」
「ゴクッ…そういやー、見たことねェな。酒あんなに飲んでんの」
「だろ?でもよーほら、顔真っ赤になってきてんぜ?」

やばそうだな…たしかに。顔は赤いし、目はトロンとしてるし…。

「止めた方がいいぜ?」
「いや…もう行ったから大丈夫だろ?」

そう言っていたイゾウが指さしていたのは、立ち上がって歩いていくマルコだった。
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