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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第76章 再会の宴


ダダダダッと走って行って、バンッと元の自室の扉を開くと、ベッドで寝ているエース。部屋を見渡すと確かに物は残っている…がとてつもなく汚くなっている上にエースのものが置いてある。

ー2年もいなかったからよい…エースが今は使ってんだよい。んで、もともとエースの部屋にもデュースが入ってるからねい

マルコのあまりの衝撃な発言に、思わず親父様の部屋を飛び出してきてしまった。

『私はどうすれば…』
「ナースの部屋に行けよい」
『絶対いや…寝れなくなりそう!』

お姉様たち、あれやらこれやらいっぱい聞いてくるだろうし。

「それなら、俺の部屋か…この部屋か…そうだねい。親父の部屋か…」
『えぇ、1人部屋は〜』
「1番奥を倉庫の部屋にしてるからそこを片付けるよい。多少、部屋の改善が必要だと思うよい。お風呂とかトイレとかつけて…部屋の広さは隊長室となんら変わらないからねい。そこでいいだろい?」
『ん、いつできる?』
「…2週間くらいじゃないかよい?」
『そんなに!?』
「だから、その間は…」

マルコはエースが寝ているのに目をやると、ため息をついて近づいてきた。

「俺の部屋来るかい?」
『…え、あの…いや///』
「なんだよい…嫌か?それに、この部屋は汚すぎるよい?」
『う…』

確かに見渡す限りにゴミ…そして、なにに使ったのかわからないティッシュ、エロ本、服、パンツが大量に床に落ちている。本当によくこんなので生活できるな…のレベル。

『女の人…呼べなくなるよ?』

自分で言っといてなんだけど…ズキリと胸が痛む。そういえば、私、マルコに気持ちも伝えてないんだっけ。

「そんなこと気にしなくていいよい。」
『でも…』
「溜まったら…お前が相手してくれよい。」
「いや、その発言はダメだろ。俺の部屋でなにやってんだ?お前ら」

いつのまにか起きていたエースは私のマルコの間に仁王立ちしていた。

『え、エース…』
「マルコ…今の発言はダメだ。俺が許さねェ。」
「ほんの冗談なんだがよい。んで、アンはどうするんだよい?」
「俺と一緒に寝れば良いだろ!」
『汚い部屋は嫌!!』
「じゃあ、俺の部屋に来るといいさね」
『え?』

いつのまにか騒ぎを聞きつけたのか、隊長たちが部屋を覗きにきていた。

『イゾウも泊めてくれるの?』
「あァ…ベッドなんか使ってないからな。泊まりやすいぞ?」
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