【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第75章 決戦の地
[はたまた…もはや操られる事のない自由の地か!!ドレスローザ国防線…ハァ…ハァ海賊“ドンキホーテファミリー”2000人!!VS.この地に居合わせた“運命の剣士達”…その“大将戦”王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴVS.剣闘士ルーシー!!ひょーひゃ…ひょーぴゃ!!]
泣き声が入り、かみかみのギャッツさんを放送を心待ちにしている何万人もの人たち。
[勝者は…!!ルゥゥーシィィーー!!!]
町中から歓声が上がり、泣き喚く声が聞こえる…。崩壊する国が必ずしも不幸とは限らない…この国の人々は瓦礫の中で喜び…泣いていた。
『ふふ…よかったね、ルフィ…ロー』
「うるせェ…」
よろよろの体を起こした。刺された部分は血でなんとか止血した。
「何処に行く…」
『帰る…』
剃を使ってエース達の場所に向かった。
Side.Sabo
バージェスとの戦いも一区切りがついた。国が響くような喜びの声、空は何もなく晴れ渡っている。
「トドメはささねェのか…ハァ…」
「必要ねェ…全て終わったみてェだ…エースが決めろよ」
「いや、どうでもいい。親父達と決めてんだ。もういいんだって。」
「ウィ…ハッ…ハ…甘ェなァ…お前ら兄妹は…!!」
バージェスを背にエースと二人で歩いていた。
『最後まで油断するなッ!!水槍ッ!!』
「グアッッ!!」
上から降ってきた声と、立ち上がろうとしていたであろうバージェスは水の槍に貫かれていた。
『…サボもエースも…詰めが甘い…ッ』
「お、おい…お前…」
「なんでそんなに…」
『うっさい…おんぶして』
「あ、あァ…」
戸惑いながらもエースはアンを背中に乗せていた。俺はさっきから鳴り響いてる電伝虫をようやくつなげた。
[もしもし!サボくん?君一体何処にいるの!?さっきバージェス がルフィくんとアンちゃんを追いかけてったから…私慌てて電伝虫したのに全ッ然出ないんだから!!」
「そうか、気にしなかった…」
[気にしな…]
「大丈夫、その件は片付けた。それよりコアラ“リスト”は見つけたのか?」
[もお!見つけたよ!]
「じゃあ、すぐに船を呼んで…」
「呼んだよ!!それなら一旦地下でハックと合流しよう」
ガチャッと電伝虫を切った。
『もう…行くの?』
「あァ…もっとお前といたいけどな…仕事だ。無理するなよ」
『わかってる』