【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第75章 決戦の地
「そして、あの落し前戦争で一度死んだとされたアン。エースやアンの人生だ…別にお前らを恨みやしないが…以後ルフィやアンのバックには俺がついてる!!よく、覚えとけ…!!」
ギロリと睨みを聞かせていうサボにバージェスも黙ってはいなかった。
「ウィーハッハッハ!!てめェらの関係なんざ興味ねェよ!!邪魔するな!!革命軍にも用はねェ!!」
「メラメラの実はエースが食っちまったからな…個人的な恨みは薄いだろうが…その腕のやつなくなって苦労したんじゃねェか?」
「はっ…そうか、お前か…!あの時に俺の邪魔したのは!!」
『えー、いる?あれ』
「おい、ルフィ!酷いダメージだな…!向こうからドフラミンゴが来るぞ!俺はバージェスにかかりきりになりそうだ!そういえばアン…エースは?」
『あァ…置いてき「ここにいるぜ…サボ」来てたの?』
「お前を見張るのが俺の役目なんだよ!よォ、ルフィ…それにバージェス…あん時以来だな?」
「“火拳のエース”…」
バージェスはエースとサボがなんとかしてくれるようで、3人は戦いながら離れていった。
『ギャッツさんは早く…』
「あァ。」
「アン…死ぬなよ」
『私、強いので死にませんけど。』
ルフィは笑うとそのままギャッツさんに運ばれていった。その瞬間ギャーッという悲鳴が聞こえて、あたりが血の海と化していた。
「うおォ…」
「…なんだあの野郎、まだこんな体力が…」
「怯むな、少しでも足止めするんだ!!」
「雑魚共が!!お前らを消すのに体力なんざいらねェ!!出て来い“麦わら”ァ!!!後悔させてやる!!」
『ルフィは体力温存してるの…ドフィ』
「アン…こりゃ、なんの冗談だ?俺はすこぶる機嫌が悪い…どいとけ」
『ドフィ…わたしは今回傍観するつもりだったんだよ。でも…あんなに必死に戦っているルフィを、国民を、エースを、サボを、放って逃げるなんてできない…』
「残念だ…」
『わたしもすごく残念だよ…結構好きだったんだよ。家族として』
バチバチと覇気がぶつかった。近くに残っていた残党は残らず倒れていった。
「お前にゃ…反抗しない忠誠心を植えようと思ってたところだ。」
『そんなのいらない。』
「ッ弾糸!」
『水球!!』
バンッとぶつかり相殺されていく技同士。
「なぜ本気を出さない」
『だって…』