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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第73章 暴かれた国


エースとサボをコロシアムの外へ連れていく。そしてマルコに乗り私は外へ行った。

「こっち来いよい」
「だー、待てって!!」
「俺はやることあるんだ!!」
『わかってるからこっちに!』

2人を誰もいない路地に案内すると、マルコはそこで人間に戻った。

『ッと…まずはエースはマルコにお説教されてね。』
「え”」
「当たり前だろい?こっち来いよい」

エースはマルコに首根っこを掴まれて、少し離れたところへ行った。

「で、いいもんってのは?」
『壁ドンはしなくていいと思うけど?』
「なんだ?記憶を戻してやっただろ?お礼くらいくれよ」
『ん、だから…』

先程出したのと同じ要領で悪魔の実を身体から取り出した。

「お前ッ!!それ!!」
『うん、前に集めておいたの。これ、サボにあげる。』
「変な実じゃないだろうな」
『サボにはよく似合う実だよ』
「アンがそう言うなら、食う」

サボは実を取り、エースとは違うが一口かぶりとかじった。

『一口おっき…』
「う”ッ、まず…」
『だよね〜、この不味さを一口で食べれる人ってそういないと思う』

と、まだ叱られているエースに目を向けておいた。






Side.Sabo

「…これ…何の実だ?」

アンから貰った実は身体が軽くなったようで、なんだかふわふわする。

『手の形を変えるイメージして?』

アンはコツを教えてくれようとしてるんだろう。言われた通りイメージすると、手がスルリと透けた。

「なっ!?!」
『最強種自然系の悪魔の実…カゼカゼの実だよ。全身風人間なんて風来坊のサボみたいでしょう?』
「風来坊ってな…俺は任務で飛び回ってるだけで…」
『でも、いつもうちに入りたそうにしてたじゃない。』
「そんなわけないだろ?俺はドラゴンさんを尊敬してるんだ。」
『…そう。ようこそ、海に嫌われた悪魔の実の能力者へ』
「あァ…んじゃ、あとはキスでももらうかな。」
『え?』
「「させるかよ/よい!!」」

横からドドンッと音がつくような勢いで2人が並んでいた。

「キスくらいいいだろう?お義兄さん」
「「お前には呼ばれたくねェ/よい!!!」」
『まぁまぁ…サボはやることあるんでしょう?』
「あァ…また会いにいくからな?」
『うん、いつでも待ってる。』

俺はさっそく能力を使ってコアラのところに飛んでいった。
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