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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第72章 三つ巴


「おわぁ〜〜ル…ル…ル…ルヒィィ先輩ィィ〜!!」

なぜか痴態くんはのけぞっていた。が、倒れることはなくなんとか耐えていた。

「ハァ…ハァ…ル…ルフィ先輩!さっきァ、ゾ…ゾロ先輩とお会いになら…なられ…」
「あァ!会えた!!ありがとな!!」
『なんでそんなにどもってるの?』
「ひぇ〜〜!!アン先輩方だべェ!!まぶ、眩しすぎるべ」
『?』
「あァ、そうだ!俺急用ができて外に出てェんだけどよ!出方がなくて!!」
「…このコロシアムに出口なんかねェよ。」
「『え?』」
「選手は一度入っちまえば二度と出られねェ…!探すだけ無駄だ…!」

この男ってたしか…ベラミーだっけ?ルフィの友達?

「何だ!?どう言うことだ!!?絶対に!?絶対にねェのか!?お前、ドフラミンゴの部下だろ!?何か知ってんじゃねェのか!?頼む、仲間がやべェんだ!!」
「俺は今から外に出る…ついてくりゃもしかしてお前も出られるかもな…」
「そうか、ありがとう!!!連れてってくれるんだな!!」
「お前が勝手に着けてくりゃ…偶然そうなるって話だ…!俺にボスを裏切れってのか!?俺はドフラミンゴを裏切らねェ…!!あの人を尊敬してる」
「おいおい…てめェさっき…」
「黙ってろ!俺にも通すべき筋はあるッ!!」
「わかった!!じゃあつけてく!!」

ルフィはどうやら相当ベラミーのことを信用してるようだった。

「お前の弟は疑うって心がないねい」
『うん、今度教えておく』

「だが、ルフィ先輩!“メラメラの実”は…」
「渡したくねェ奴もいるけど…仕方ねェ!!仲間の命にゃ変えられねェ…!!」
『あ、それなら「んだば!!俺に任すてけろッ!!ルフィ先輩!!俺ァ元々優勝すたらあの大切なエース様の実はあんたたちのどちらかに届けるつもりだったんだべ!!」…どっち向いて言ってんのよ』
「え、くれんのか!?」
「もつろんだ!!あんたたちが持つべきだ!!なんなら、エース様に返して欲しいんだ!!」
『なんか話し方おかしいし…どこ向いてるんだし。』
「メラメラの実は俺が必ず手に入れっから安心して外さ出でくんろ!!」
「そうか!それなら助かる!!アンも安心だよな?」
『だから…それに関し「メラメラの実はお前たちには渡さねェぞ“麦わらのルフィ”」』

それは低い声でルフィに対する喧嘩を売るような口調。

「やっときたようだない」
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