【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第71章 本当の記憶
Side.Marco
話は少し遡る。エースと2人、部屋に忍び込んだそのあと…とりあえず飯を食うために港町“アカシア”に戻り店の中に入った。、そこはカジノもしていたようで奥で賭け事をしていた。
「関わるなよい」
「わぁってる!」
2人あまり目立たない席に座った。
「ギャハハハハッ!!ハズレだ!!」
「なんだ、騒がしいねい」
「あの野郎…ムグ…ッモグ…目の見えねェおっさんから金むしってやがる。」
「いけッ、今度こそ白だ!!」
「どうかな〜〜!!」
カラカラと動くルーレットか白の18番に止まった。
「な…何が出ました?みてください。」
「残念!!黒の29だよ!!」
再挑戦をするも同じ手で嘘を言われて、ついには有り金を全部注ぎ込んで最後の大勝負に出た。
「あいつら…ドフラミンゴファミリーだぜ」
「つら汚しもいいところだな。」
そうか…ドフラミンゴのところのか。
「エース…行くなy「ちょっと行ってくるわ」…おいおい」
人の話を聞かねェところは全く変わらないねェな。
エースはもぐもぐとドレスローザいかを口に詰めながら、ルーレットに近づいて行った。こりゃめんどくさいことになるねい。
そう思った俺は、すぐに店に金を払った。カラカラと回るルーレットはついに止まった。
「どっちですかい!?」
「残念だったなァ、おっさーん、勝負はく「「白だ」」あァ!?誰だテメェらッ!!よく見やがれッ黒だよ、馬鹿野郎!!余計な口出しすんなッ!!」
「白じゃん。おっさんの勝ちだな」
「そうだ、嘘はよくねェぞ?モグモグ」
周りはザワザワと焦り出していた。そりゃそうだ。この国じゃあ王族なんて呼ばれているドフラミンゴの一味に喧嘩を売るようなことしてんだからない。
「ホ…ホントに勝ってやすか!?どなた方が存じませんけどご親切にどうも」
「「あー、いいよ。見たままに言っただけだし」」
エースとどこぞのガキ(変装してるが…)は盲目のおっさんに世話を焼いて、どうやらドフラミンゴの下っ端どもの怒りを買ったようだ。刀を抜いて振り上げたその瞬間に盲目のおっさんは刀を少し抜いた。その瞬間男たちは地面に倒れ、床ごと落ちて行った。
「ありゃ…ちょっとまずいねい。」
「すげー、穴が空いた…」
「見えねェ事もまた一興…この人の世にゃあ見たくもねェウス汚ねェモンも…たくさんありましょう…ー」