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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第68章 回復


「うん、筋力も体力も問題ないようですね。傷も塞がってますし。完治ですよ。」

それは定期検診に来ていた医者のドーターに言われた。

『本当に!?』
「えェ…しかし驚きました。半年も眠っていたら普通は半年は完治にかかるもんですよ。それをわずか3ヶ月で…」
『ベビーが熱心にリハビリ付き合ってくれたからだね。』
「そうですね。傷痕も目立たないようですし、また何かあればご連絡くださいね」

ドーターは部屋を出ていくと入れ替わりでベビーが入ってきた。

「どうだった?」
『完治だって!!』

きゃーッと2人でジャンプをしながら喜んだ。

『ベビーが毎日リハビリしてくれたおかげだよ!!』
「い、いいのよ、気にしないで///」

顔を晒して照れていたベビーは本当に可愛い。

『ね、買い物行こう!』
「そうね!」

かなり前から許可されていた買い物に今日は2人で出かけた。

「この服なんて可愛いわよ!」
『本当!ベビーにはこれがいいと思うわ!』
「そ、そうかしら。」

2人で服を選びながら街を歩いているとベビーの子電伝虫がなっていた。

「あら…少しここで待っていて?」
『うん。そこのフルーツ見てるよ。』

ベビーは少し離れたところで少し怖い顔をして電話をしていた。私は近くの果物屋さんを見ていると変なものを見つけた。

『これ…』
「あァ、そりゃ今日入った木の実だよ!でも、あんまり美味しそうじゃないから興味があるなら持っていってくれ」

そう言った熊のオモチャの店主さんは紙袋やその木の実を詰めて無理やりに渡してきた。

『あ、ありがとう。』
「なんかあっても俺のせいじゃないからなー!!またこいよ!!」

私がもらった木の実は丸い形で白い…そして奇妙な渦模様があった。

悪魔の実だ…。そう直感した。

「お待たせ!何か買ったの?」
『うん、少し果物食べたくて…買っちゃった!』
「そうなの! ごめんなさい、私仕事が入ってしまって。早いんだけど帰ってもいいかしら。」
『うん、大丈夫! 付き合ってもらってありがとうね』
「いいのよ、私も楽しいから」

2人で大荷物を抱えて帰ってくると、ホールにいたディアマンテとトレーボルが頭を抱えていた。

「買いすぎたかしら?」
『ふふ、みたいね。じゃあ、私は部屋に戻ってね』
「うん、また行くわね」

ベビーと別れて走って部屋に戻った。
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