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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第8章 赤と白の宴


「何がおかしいんだ!!!!」

周りの白ひげのクルーたちはやめとけと言っているのに、その男はどうやら頭に血が上っているらしい。仲間の声も聞かず、私に向かって銃を出していた。

『いいんですか? それ、撃てば私はあなたを逃すことができない。 1人でこの人たちを相手にするのは少し無理があるので、出来れば銃を下ろして殺気を抑えて欲しいんですが。』
「うるせェ!!! 親父や隊長たちの首目当てに潜り込んだ政府の狗め!!!!!」

男が銃を打とうとした。指先がトリガーにかかった瞬間に覇気で気絶させた。 一瞬とはいえ、覇気を出したことで、複数人の犠牲者が出てしまった。

『あ、しまった……どうしましょう。ベック』
「ふッ、ほっとけ」

ベックは相変わらずタバコを吸って他人事のようだ。

「おいおい、こりゃあ何事だよい」
『え、あ…いやー』

顔を思いっきり背けた。そりゃ人間にはみたくない顔の1つや2つあるもんです。

「ん?おめェ、どっかでみたような…」
『いやぁー、気のせいじゃないですかねーアハハ』
「俺は記憶にはちと自信があるんだがない。」
「俺は知ってるぜ、こいつは親父の気に入ってたやつだろ?」
『はっ?フランスパン?白ひげ海賊団ってパイナップルだけじゃなくてフランスパンもあるんだ。』
「おい…アン…全部口に出てるぞ。」
『え…あ、あはは…た、戦う意思は無さそうなので私はこれでもう帰っても大丈夫ですよね…』
「待てよい!」「そうだぜ、ちょっと話を聞こうじゃないか。」

ガシッと両側の肩を掴まれる。
力強すぎっ!!ってか、右側の人折れる折れる!!(不死鳥側)

「俺はちゃーんと覚えるぞ。可愛い女の子はと・く・に」

ゾワっと鳥肌がたったぞ、このフランスパンめ。

『あはは…ほんとに結構です。』
「お前、あん時の海軍か…そりゃあ、ぜひ話しねェとない」

パイナップルとフランスパンは詰め寄ってきて、追い込まれていく。ベックの方を見るも、興味がなさそうにタバコをふかしていた。

「なんすか、隊長!! こいつ、捕まえればいいんすか!」
「俺たちに任せてくださいよ!」

いつのまにか集まってきたパイナップルとフランスパンの手下にわ私は囲まれていた。

『いや、ほんと勘弁してくださいッ!!』

強く睨むと覇王色で一斉に眠らせた。
立っているのは隊長たちだけだった。
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