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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第58章 訓練始めます!


みんなをとりあえず安心させるために一度離れて隊長たちと話をした。

「お前さん、話しをする気かい?」
『うん』
「危険ではないのか?止めたのは確かとはいえ、手を出されないとは…」
『何もしない…とは言い切れないけど…大丈夫だと思う』
「本当に行くのかよい。」
『うん、それに何かあったら駆けつけてくれるでしょう?』
「「「当たり前だ!!」」」
『じゃあ、大丈夫だね! 少しだけだし、話してくる。』

みんなに手を振って、クザンさんが待つ浜辺の隣に座った。

「お、やっと来たね〜」
『お待たせしました。』
「あの感じじゃまだ、誰とも恋仲にはなってないみたいだねェ」
『…その情報いりますか?』
「俺ァ、元帥にって言われてたんだけどよ。サカズキに勝負して負けた。足と腕を失った俺はやめる決心がついたんだわ。」
『そうだったんですね。』
「今の海軍は新しい元帥サカズキのもと、悪の徹底排除が始まってる。海軍本部も新世界に移った今、四皇と言えど君たちは海軍の面子を潰した相手だ。容赦なく攻撃されるでしょうよ。」
『えぇ…分かってます。』
「俺はアンちゃんにそんな危険な思いはして欲しくないわけ。あん時言った事考えてくれた?」

あの時…それは私が白ひげに落ち着いてきた頃に戦った時に言っていた事だろう。

「本気で君のこと好きだよ。」
『…ごめんなさい。』
「あらら〜振られちゃった?」
『私…一応、たぶん好きな人いるんです。』
「多分って何よ」
『うーん、なんかちょっとあやしい気持ちなので…』
「あの仕事の鬼のアンちゃんもついに恋をしたのね〜、おじさん寂しいわ〜」
『…でも、付き合うとかそう言うこと考えてないんです。』
「どうしてよ。」
『…誰にも言ってないので、内緒にしてくださいね。私たちは近々ティーチに再び戦争を仕掛けます。おそらく多大なる犠牲が出るでしょう。私はこの力を全て使ってでもティーチを討ち、家族を再び海へ返します。』
「それが君が死ぬことになったとしても?」
『えェ…もともと力の使いすぎであんまり長くないんです。』
「なッ!!」

クザンさんは驚いた顔を見せた。

『戦争の時私が、親父様を治した力笑覚えてますか?』
「あ、あァ」
『あの力…一回につき5年。寿命が減ります。私はもう多発し過ぎてる。』
「なんで止めないんだよ!!」

腕をガシッと掴まれた。
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