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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第58章 訓練始めます!


その日1日はなんとか終わった。

「グララララ、どうだ?息子どもは」
「まだまだひよっこばっかりだよい」
「アンのトレーニングメニューが厳しいと非難が来てるぞ」
『えぇー? こんなの海軍は普通だよ?』
「そうなのー?すごいよね。このメニュー」
「普段からサボってるからそうなるんだ。」
『だよねー、もっと言ってやれ!普段から鍛えてる人たちはこんなの平気なんだよ!!』
「調子のんなよい。」
『痛い…』
「グララララ、エースはどうだ?」
『寝てる。まだまだ使い方もわかってない感じ。』
「ま、そこを鍛えるのがアンちゃんなんでしょ?」
「お前さんなら出来るさ」
『当たり前よ!』

ニコッと笑い返せばみんなが笑顔になっていた。

「しっかし、アンちゃんも強くなったよね〜。島全体に能力使ってるんでしょ?」
『ん、まぁね…って言っても島がないように見えてるだけで、敵がまっすぐきたら話は別だけど。』
「グララララ…俺ァがいる。問題ねェ」
『さすが、親父様!!』
「引っ付くなよい」

「なんか、マルコの嫉妬が表に出てるな。」
「なんだ、付き合ってるのか?」
「どうなってんだよ、サッチ。」
「んいや、付き合ってねェって言ってたぞ?なんか気持ちも伝えてねェらしい」
「なんだ、ヘタレか。」
「せっかくのチャンスなのにね〜」
「ま、俺たちは長男様の恋路を邪魔せずに見守ってやろうぜ?」
「え、やだよ。」
「なんでだよ!!」
「だって、恋ってのは邪魔が入らないと燃え上がらないじゃない?」
「ハルタ、意見が合うな。俺もそう思ってたんだ。」
「さすがイゾウ!」
「ダメだわ、この腹黒コンビ。頑張れよ、アンちゃん、マルコ。」

「何を頑張るんだい?」
『何してるのみんなで。』
「い、いや。明日も大変だなーっと話していたところだ。」
『あ、そうだね! 頑張ろうね、あと4日!!』

そうこの島のログは5日間で貯まる。これは、たった5日という短い間でどれだけ家族を成長させることができるかなのだ。

「無理すんなよ、アン」
『ん、イゾウもね。』
「そうだよ、僕たちの可愛い妹がヘロヘロになっちゃったら寂しいからねー」
『ハルタも心配ありがとう。』

どうしたんだろう。こんなにイゾウとハルタが抱きついてくるなんて珍しい。

その横では怒りで燃え上がる青い炎があった。
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